福沢諭吉が、1835年1月10日(天保5年12月12日)に大坂堂島玉江橋北詰の中津藩蔵屋敷の長屋において誕生してから175年に当たることを記念する式典および講演会が7月16日に開催されました。


福沢の誕生を記念する周年行事はこれまでも25年ごとに開催され、150年は東京三田で行われていますが、125年は大阪で開催、昭和9年に行われた100年は、東京三田、神奈川県の日吉とともに大阪でも開催されました。


今回は、大阪のホテル阪急インターナショナルを会場に、午後3時半より記念式典、午後4時より記念講演会を以下の通り、開催しました。


第一部 記念式典(午後3時半~)
式次第:

* 挨拶          慶應義塾長         清家 篤
* 来賓祝辞       大阪市副市長        森下 暁
             朝日放送株式会社代表取締役専務取締役
                              和田 省一
* 福澤家代表挨拶   慶應義塾評議員会議長  福澤 武


第二部 記念講演会(午後4時~6時)
式次第:

* 挨拶          慶應連合三田会会長   服部 禮次郎
* 記念講演「『私立』ということ」
             大阪大学総長       鷲田 清一
* 記念講演「尚商論と独立自尊-福澤諭吉における実業論の行方-」
             慶應義塾大学経済学部長 小室 正紀
* 挨拶           大阪慶應倶楽部会長    錢高 一善


なお、福沢研究センターでは、会場において福沢生誕地の歴史、福沢・慶應義塾と大阪の関係を紹介するパネル展示、写真のスライドショーを行いました。また小泉信三自筆で「福沢諭吉誕生地」と大書した記念碑碑文の墨書(大阪慶應倶楽部より寄贈)を展示しました。


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