9月9日、モノクロ写真印刷技術であるコロタイプに関する勉強会を開催しました。


コロタイプは4,50年前までは写真印刷で広く用いられていましたが、印刷技術の発達で現在ではほとんど手がける業者がいなくなってしまいました。一方で、その迫真の再現性と独特の質感、耐久性などから、博物館等での展示用複製作成などで用いられており、文化財の活用、公開などに役立っています。


今回は、色刷りのコロタイプを国内で唯一手がけている便利堂のご協力により、実際にコロタイプの版や刷り見本を手にしながら、その技術の原理や歴史、可能性について深めました。今後、資料の保存活用の可能性を検討していきたいと思います。(都)


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