慶應義塾福澤研究センター

新着情報News

  • 2021年4月30日お知らせ 刊行物
    “A Message of Farewell to Nakatsu” by Fukuzawa Yukichi : Multilingual Edition (「中津留別之書」―多言語で読む福澤諭吉)の刊行

    福澤諭吉の著作「中津留別之書」を、13の言語に翻訳して1冊の本を作りました。テクスト、執筆背景、翻訳に関する解説もついています。 「中津留別之書」は、明治3年11月27日(西暦1871年1月17日)に、福澤諭吉が青年期を過ごした旧宅で執筆した、ふるさと中津の人びとに向けたエッセイです。明治維新という大きな変革の中で、新しい時代をどう生きるべきかについて、自主自由や独立、男女の平等、親子の双方向性、政府の関係性から説き、洋学を学ぶ重要性を述べています。 ここでの主張は彼の生涯を貫くことになる、いわば彼の思想のエッセンスといえます。ぜひ多くの方に読んでいただきたく、英語、ドイツ語、オランダ語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、イタリア語、ロシア語、アラビア語、ベトナム語、中国語、韓国語、そして現代日本語での翻訳を試みました。 この本で様々な言語の形を楽しみ、また翻訳を比較されながら、その妙を味わっていただくとともに、福澤をめぐる議論の出発点ともなれば幸いです。

    購入をご希望の方は、 fmc@info.keio.ac.jp まで、住所・氏名・連絡先をおしらせください。 頒布価格は、1冊2370円(税・郵送代込)です。

    (なお、3冊以上の場合は郵送料金が異なりますので、お問い合わせください。) 発送までには2週間程度お時間をいただきたく、よろしくご了承ください。 また、直接来訪される場合は、お申し込み時にお申し出ください。
    表紙および目次(pdf)