2013年10月8日
「慶應義塾と戦争」アーカイブ・プロジェクトは、慶應義塾福沢研究センターを拠点に、学生、大学院生、教員がチームで進めているプロジェクトです。このページでは進捗状況を逐次ご紹介していきます。
このプロジェクトでは①オリジナル資料の収集、②聞き取りや回想記の収集、③基礎的なデータの整備(例えば慶應からいつ何人軍隊に入ったかといったデータ)、④展覧会やインターネットでの積極的な公開を目指しています。
プロジェクトの本格始動からおよそ1か月半。現在はまず聞き取り調査を重点的に進めています。お話を伺える方を探してお目にかかり、さらにその方のお知り合いをご紹介いただく形で、日程が調整できた方から順々にお話を伺って記録させていただいております。
このプロジェクトでは「戦争」に先入観なく向き合うことからスタートし、できる限り幅広く資料や証言を集めたいと考えています。こんなものいらないだろうとか、こんな話は参考にならないだろう、連絡すると困るだろう、などと思わずに、どんなことでもぜひご一報いただければ幸いです。一人でも多くの人の経験や存在をできるだけ詳しく後世に残しておくこと自体を目的としています。
ちなみに私は2009年に慶應義塾が「福沢諭吉展」を開催したとき、その広報ブログを担当したことがあります(ご関心があればこちら)。今回はこれほど短期集中ではなく、また4年経って体力的に衰えてもおりますが(笑)、幸いこのプロジェクトチームは、10代を含む若者で構成されておりますので、随時分担しながら進捗状況をお知らせしていくつもりです。どうぞよろしくお願い致します。
写真は先週行われた第2回プロジェクトミーティング@三田・万来舎です。