2013年11月21日
本日11月21日から三田では「三田祭」が始まりました。24日までの4日間です。ちょうど中庭の大銀杏も見事に色づきました。
この大銀杏越しに西校舎の方向を望んだ写真がこちら。
70年前の同位置の写真がこちらです。
正面にはちょうど、大講堂(通称大ホール)がありました。曾禰中條建築事務所設計で、旧図書館とならぶ慶應義塾のシンボル的存在の建物でした。そうして、この建物の前で、昭和18年11月23日に「塾生出陣壮行会」が行われました。残念ながら戦災で焼け落ちてしまったこの建物は、今なお戦時中の先輩方の思い出深い建物となっているようです。
三田祭期間中に、壮行会から70年を迎えることになります。70年の時を隔てて、多くの人が集っていることは一緒でも、その理由は全く異なることになりますね。
ちなみに、南校舎6階では僭越ながら私のゼミが戦争関連の発表をしています。慶應義塾出身で戦時中のメディアに関係した人物の研究を行いましたので、ご笑覧いただければ幸いです。