慶應義塾福澤研究センター

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  • 2026年9月3日お知らせ 教育活動 未分類
    一般財団法人櫻田會主催 慶應義塾福澤研究センター・X Dignityセンター共催 櫻田會100周年記念事業 2026年度第2回福澤研究センター講演会開催(7/31)

    2026年7月31日(金)、東京大学名誉教授 加藤陽子氏を三田キャンパスにお迎えし、一般財団法人櫻田會主催 慶應義塾福澤研究センター・X Dignityセンター共催 櫻田會100周年記念事業2026年度第2回福澤研究センター講演会)を開催しました。

    当日は多くの学生や研究者、一般の方々が集い、参加者は100名以上に及びました。
    講演会は、慶應義塾大学法学部教授の堤林剣氏の開会の挨拶に始まり、同法学部教授・福澤研究センター所長の大久保健晴氏による司会のもと、一般財団法人櫻田會理事長の増田勝彦氏および慶應義塾副学長・常任理事の岩谷十郎氏の開会の挨拶で始まりました。東京大学名誉教授の加藤陽子氏による講演が始まりますと、聴講者の方々は真剣に聴き入っていました。続いて、大久保氏の司会のもと、座談会が始まり、活発な議論が交わされ、時には聴衆を笑いの渦に巻き込みながら、真剣な討論となりました。最後に学習院大学教授の井上寿一氏による全体の総括となるご挨拶を頂き、講演会は成功裏に終了しました。

     

    『戦争の時代における選挙とデモクラシー』
    【会場】慶應義塾大学三田キャンパス・三田演説館
    【日時】2026年7月31日(金)14:30-17:30
    【登壇者】加藤陽子氏(東京大学名誉教授)
    【講演タイトル】「戦前期の天皇・議会・国民:男子普通選挙制から考える」
    【座談会登壇者】
      野口雅弘氏(成蹊大学法学部教授)
      日野愛郎氏(早稲田大学大学院政治経済学術院教授)  
      松沢裕作氏(慶應義塾大学経済学部教授)
      加藤陽子氏(東京大学名誉教授)  
    【閉会の挨拶】井上寿一氏(学習院大学教授)
    【司会】大久保健晴氏(慶應義塾大学法学部教授・福澤研究センター所長)

    【講演内容】
    加藤陽子氏による講演は、戦前期の日本において議会がいかに認識されていたかを検討するものでした。明治初期には、人々の意思を集約し「国民」を創出する場として「国会」が構想され、さらにそれが国家の自律性という目的を介して兵力の問題と密接に結びついていた。しかし第二次大戦末期になると、戦争にかかわる決定に際して議会が果たす役割は限定的となった、と加藤氏は指摘します。そうして昭和期に議会の位置づけが変化するなかで、継続的に選挙や議会の意義に関心を寄せた政治主体として、昭和天皇が描かれました。
    講演後のディスカッションでは、近代以降の日本政治における党派対立を超えた超越的な主体への期待や、中間団体の存在感の薄さといった、多岐にわたる論点が議論されました。戦争と議会制の関係という視座から、歴史を振り返るとともに、現代の日本政治や国際情勢についても考える講演会となりました。
    (法学研究科博士課程2年 染矢奈樹)

     

    【当日の様子】

     

    【福澤研究センターより】
    福澤研究センターは今後もこのような講演会を開催します。
    2026年度第1回福澤研究センター講演会はこちらをご覧下さい。

    *慶應義塾X DignityセンターWebサイトはこちらをご覧下さい。
    *一般財団法人櫻田會Webサイトはこちらをご覧ください。