お知らせ

大阪シティキャンパス設置慶應義塾福沢研究センター講座

福沢諭吉の生誕地にほど近い慶應大阪シティキャンパスに開講された福沢研究センターによる一般向けの講座です。福沢諭吉と近代を主題として諸分野の講師が、多角的に福沢を論じます。

2016年度 福沢諭吉の多事争論―福沢諭吉著作を読む―

福沢諭吉の著作は、子供向けもあれば学者向けもあり、習字の手本もあれば物理の教科書もあり多種多様です。政治を論じ、経済を論じ、内容は実に自由自在、「多事争論」そのものとといえるでしょう。そして同じ著作でも、読み手によって受け取るメッセージは様々です。
本講座ではそのような福沢著作の「多事争論」の世界を体験していただきたいと考えています。 (各回で取り上げる著作を含め主要著作は『福沢諭吉著作集』全12巻〔慶應義塾大学出版会〕に収録されています。)

講義一覧
2015年度 特別企画展「戦争の時代と大学」

慶應義塾福澤研究センター「慶應義塾と戦争」アーカイブ・プロジェクトでは、2013年より戦中戦後の大学を巡る資料や証言を収集する取り組みを進めています。プロジェクト始動から2年半、4度目の展覧会となる今回は、その取り組みにより収集された歴史資料を福澤諭吉が誕生した地・大阪にて展示する機会を設けました。「戦争体験の継承」という社会的課題を再確認するとともに、大学や学問の役割を改めて考える機会となればと考えています。

【展示概要】
慶應大阪シティキャンパス特別企画展「戦争の時代と大学」
日時:2016年3月9日(水)~3月16日(水) 10:00~18:00(会期中無休)
※3月10日(木)は展示解説のため、19:30まで特別延長
会場:慶應大阪シティキャンパス
大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 ナレッジキャピタル(北館タワーC 10階)アクセス
入場料:無料
※期間内に、関連行事として座談会、展示解説がございます。詳細は、講義一覧をご覧ください。

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2014年度 新解釈・福沢諭吉の実学

福沢諭吉著『学問のすゝめ』は、近代化を進める明治日本の大ベストセラーでしたが、今なお現代語訳されて多くの読者を惹きつけています。
福沢の説く「学問のすゝめ」は「実学(サイエンス)」の勧めとされていますが、21世紀日本はもはや科学(サイエンス)技術立国として世界の認めるところとなっています。けれどもそれでも私たちが今なお『学問のすゝめ』を手放せないのは、福沢の勧める学問とその精神の魅力に引き寄せられているからではないでしょうか。本講座では、日本の文明社会への道のりを示した福沢の実学に基づく学問観を、様々な専門的分野の視点―自然科学、簿記学、家族論・家族史、地方自治―から再解釈して、『学問のすゝめ』の新しいイメージを提示してまいります。受講される方には『学問のすゝめ』(慶應義塾大学出版会)の携行をお勧めします。

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2013年度 新・福沢諭吉論―諭吉の目から見た近代日本―

福沢諭吉は、肯定的な立場からも否定的な立場からも、関心を寄せられ続けています。それは彼の数々の提言が、いつの時代にあっても、同時代的なメッセージを含んでいるからだと思います。彼は幅広い分野において、論説を展開し、いずれもが鋭い洞察力に貫かれています。それぞれが、明治という新しい時代と向き合い格闘した結果であり、それらを複合的にみることで、福沢の描いた近代はよりはっきりと現れることでしょう。
今回の講座では、福沢の思想を人間交際、政治、外交、経営、教育、法文化といった多様な側面から捉え、彼の目を通して近代日本について考えたいと思います。

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2012年度 『福翁自伝』を多角的に読む

『福翁自伝』は、近代日本における自伝文学の傑作の一つとされています。最近でも、『新日本古典文学大系 明治編』の一冊として岩波書店から刊行されており、それが文学と考えられていることがわかります。しかし、『福翁自伝』は文学としての意味を有するだけでなく、幕末から明治という激動の時代を生きた福沢諭吉の歴史の証言ともいえる面もあります。
今回の講座は、福沢研究センターの所員・客員所員が、それぞれの関心に基づいて『福翁自伝』の特定の部分を取り上げ、そこに書かれていること、さらに書かれていないことから、本書がどのように読めるかを受講者の方々と一緒に考えていこうとするものです。『福翁自伝』をこれから読んでみようと思っている方には、この講座はよい機会となるでしょうし、また何度も読んだことがあるという方にも、これまでとは違った読み方があることを示すことができるのではないかと考えています。

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2011年度 『文明論之概略』を読む

福沢諭吉の膨大な著作の中でも、取り分け名著の誉れ高い『文明論之概略』。福沢のみならず近代日本を理解する上でも、『文明論之概略』を読み解くことは不可欠な作業と思われますが、その中身については有名な割にはよく知られておりません。文体の素晴らしさは音読することで確認できますが、今回は福沢の執筆意図を再現するべく、一身にして二生を経るとの自覚をもって筆を運んだ福沢に、私たち読み手もなったつもりで、福沢が参照した古今東西の文献を念頭に置きつつ、言わば追体験をするように読み、解説していきたいと思います。
講師: 安西敏三(甲南大学法学部教授・慶應義塾福沢研究センター客員所員)

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2010年度 福沢諭吉とその時代

慶應義塾創始者である福沢諭吉は、1835年に大坂で生まれました。本年は福沢諭吉生誕175年にあたります。
福沢は、大分県の中津で幼少期を過ごしますが、22歳の時、大坂の適塾に入り、蘭学を学んでいます。その後、25歳の時に江戸に出て、慶應義塾の起源となる塾を開き、明治維新前に3回の海外経験をします。幕末・明治の激動の時代を生き、日本の近代化にも大きな影響を与えた福沢諭吉を、その生きた時代も踏まえて、さまざまな角度から検討しようというのが、この講座の目的です。

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2009年度 近代日本と福沢諭吉

福沢諭吉の著作は、現在でいえば、人文科学や社会科学の領域にとどまらず、自然科学の領域に属するものもあり、彼はきわめて広い範囲のことがらについて発言していますが、彼が願ったのは、日本において近代市民社会を形成すること、そしてそれを担う市民を育成することであったといってよいでしょう。
本講座では、さまざまな専門を持つ7名の研究者が自らの専門を活かして、福沢諭吉を学際的な視点から検討し、福沢を通して近代日本の問題を考えていきます。

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2008年度 『学問のすゝめ』を読む

当講座は、福沢諭吉の代表著作として余りにも有名な『学問のすゝめ』の、今も変わらぬおもしろさと現代へのメッセージを、味わいをもって考えていただく講座です。『学問のすゝめ』は、「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと云えり」という一文とともに、大変有名な福沢著作ですが、実際に通読した人は必ずしも多くありません。
この講義では、今も変わらぬ『学問のすゝめ』の価値を、福沢研究者の解説を聞きながら、味わいをもって考えていただく予定です。

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詳細・申込み受付は下記ページより行なえます。
慶應大阪シティキャンパス設置講座 https://www.korc.keio.ac.jp/lecture/index.php